root

4.7.2006.

朝から外来だが、私以外は後腹膜鏡下腎盂尿管全摘に入っている。外来が終わったら手術の交代要員として参加する予定だったが他院からの紹介の結石症例がステント留置することとなったので、今日は一日中外来待機、ということになる。

3.7.2006.

病棟の看護士長が変わった。前の士長はやりやすい相手だっただけに、今後はどちらかというと働きにくい形に変化するのではないかと予想している。 担当患者数は8名だが、術後とか放射線治療中とか、そのような症例ばかりで特に大きな仕事はない。午後は外来…

1.7.2006.

病棟、外来、透析。昨日執刀したTURPは、完璧に止血しているので、還流はもういらない。手術中、還流速度を落として出血を確認すれば、小さな出血も止められるが、私以外はあまりそれをしようとしない。牽引や洗浄操作でどうせそれくらいの出血はするし、ま…

30.6.2006.

朝から生検>TURPと続く。 TURPではようやく執刀という形で両葉を削ることができた。切除片重量は15.9gに過ぎなかったが、はじめて自分で最初から最後まで処置を完遂できたのは喜ばしい。

29.6.2006.

TURP。今日も削らせてもらえたのは右葉の3分の1程度。しかし止血は完璧にしておいたので呼ばれることはない。 2件目の膀胱粘膜生検では、なぜか全層生検となってしまい、後腹膜組織が見えた。スコープ付属型の生検坩子だと、組織が予想外に深く取れてしまう…

28.6.2006.

入院一件。午後は部長回診。 月末なので、レセプトや勤務時間申請その他月末業務が突然降りかかってきそうな気がする。 90歳近い尿閉症例。どうやらPCのようだ。

26.6.2006.

CAPD腹膜炎の症例がうまく行っていない。注液も困難となっているので腹膜の広範囲の癒着が起こっているのかもしれない。それが明らかとなればCAPDは中止、HDへの移行となる。

22.6.2006.

朝から生検1件、午後はHoLAP1件。午前中のサドルをNo.2の下についている研修医にやらせたところ、リコールのバックフロウを認めたにもかかわらずサドルが効いていなかった。研修医も手技的にかなり習熟していただけに、間近で監視しなかった私の落ち度だ。局…

21.6.2006.

昨日、無駄に拘束されたことは一晩ゲームをすることで鬱憤は晴れたけれども、同じことが繰り返されるようなら、こんなところではこれ以上働けない。 今日は入院1件。順向性造影、婦人科腫瘍膀胱浸潤例の方針相談など。

20.6.2006.

外来。患者の総数はそれほど多くなかったのだけれども、なんだか妙にしんどかった。体調が悪いのだろうか。 今日の手術はどちらも私が担当ではないので、どういう経緯なのかはよく分からないが、1件目のHoLEPの症例が術後出血で再手術となっているようだ。そ…

19.6.2006.

入院1件。Rx予定。そのほかESWLとか。膀胱全摘症例が術後1ヶ月を経て、ようやく落ち着いてきた感じ。あとは新膀胱の排尿機能がどうなるかだが。VUR、尿管、尿道の吻合部狭窄、新膀胱の形状による残尿、尿失禁など起こりうる合併症は多々ある。

16.6.2006.

生検二件。腰麻に10分、手技に10分。20分もあれば終わる検査だが、オペ室までの行き帰り、モニターなどの準備を含めると、1件につき1時間弱はかかってしまう。 午後は当科のHoLEPの全身麻酔を、また私が麻酔科医長ににらまれながらやることになっている。や…

15.6.2006.

だからあまりブログを書いている暇もないのだが、今日当科管理で全麻下にHoLEPが行われたことについて麻酔科の一人部長がうちの部長に対してぶち切れ。いろいろいきさつもあり、こちらにも非はあるといえばあるのだが、「それが当然の礼儀でしょう、そんなこ…

14.6.2006.

自分の外来の出番が終わるとすこしほっとする。今日は入院2件とカンファレンスがあるくらいだ。 明日のHoLEPの症例は全麻でやるのだが、麻酔科が手が足りずかけてくれないため、当科管理で全麻をかけることになっている。挿管は別にすぐできるが、導入時の静…

13.6.2006.

当直開けの外来。新患も多く、ますます疲れ果てる結果となった。途中であまりの眠さに患者さんと話しながら寝てしまうようなこともあった。人との会話の最中に寝るのは初めての経験かもしれない。 オペ室ではHoLEPを2件やっていたのだが、見に行く暇も無かっ…

12.6.2006.

今日だけ見れば担当患者数が3名しかいない状態。しかし、新膀胱症例は再び発熱し、部長がテンパってCTを取れ、とかいろいろ言い出す。もう3週目になるIVHのカテ熱で間違いないと思うのだけれど。 CAPD腹膜炎の症例も、症状の上ではほとんど改善がない。廃液…

9.6.2006.

週末だが、地方会発表まであと1週間しかない。写真とか資料はそろってきたがまだ何もできていない。もともとやる気はないのではあるが、期限のある仕事がやらないままに重圧となってきているというプレッシャーはあり、快適な日々が送れない。 膀胱粘膜生検…

8.6.2006.

CAPD腹膜炎の症例に対する治療がややこしい。エンピリックセラピーとしてバンコマイシン+モダシンの腹腔内投与を始めたが、そもそもエンピリックというものの考え方がよく分からない。とにかく広範囲カバーということでいいのか。耐性菌が出るのを防ぐため…

7.6.2006.

入院2件。明日の生検と、他院でステント入れられてプッシュアップされ、さらにステントも抜けかけ、という結石の症例。早速今日ステントを入れ替えし、破砕も行った。いろいろとうるさい症例が多いのでさっさと片をつけたいところだが。

6.6.2006.

No.2主治医のラパ腎尿管全摘症例が、発熱のため中止となった。何でそんな珍しい不幸な出来事が、彼の症例に限ってこう高頻度に起こるのか、理解に苦しむ。 外来に重い症例が多く、疲れ果てた。維持透析の転院依頼の症例があり、当院の維持透析はベッドが空き…

5.6.2006.

新膀胱症例がいまだに落ち着かない。今度はイレウスだ。まあ、絶飲食で熱気浴とパントールを続けるしかない。 No.2が90台女性のウロゼプシスで、エンドトキシン吸着を回すという。適応があるとは思えないが、、、。 そろそろ地方会の準備に取り掛からなけ…

2.6.2006.

朝から生検、TURBTとどちらもNo.4のシニアレジデントに引き継ぐ症例である。BTは、腫瘍が大きく、部長はループで触った感じなどから、PT1ということを言っていたが、私の印象では筋層浸潤があってもおかしくない。さらに、Ptのキャラクターもすこし問題があ…

1.6.2006.

いつの間にか6月。昨日は何をしていたか。恐らく入院とか部長回診とか。 午前中は代診の外来。入院が3件もあったのでその指示なども合間に出す。午後はTURP。例によって、部長が「そこで被膜」といい私が削るのを制限しておいて、自分がメスを持つと、「まだ…

30.5.2006.

腎尿管全摘。途中まで外来をやってから入ることになる。きちんと体位を変えればそこまで時間のかかる手術ではあるまい。

29.5.2006.

膀胱全摘後の症例。ようやくすこし落ち着いてきた感もあるが、貧血、右のスプリントも閉塞など、まだまだ対処すべき病態がある。 明日腎尿管全摘となる症例が今日入院。今週はさらにTURPやTURBTなど、私が担当の手術が多い。 土曜の研究会に発表するスライド…

27.5.2006.

火曜に膀胱全摘+新膀胱をした症例。左の尿管スプリントからの尿が極端に少ないことはわかっていたが、創部正中から大量の浸出液を認めるようになり、緊急で呼び出された。CTで確認すると骨盤空内に多量のfruidを認め、どう考えても左尿管新膀胱吻合部分より…

26.5.2006.

新膀胱症例、どうやら左の尿管と新膀胱の間で縫合不全があるようで、創部より大量の浸出液が染み出してくる。原因はスプリントカテーテルの挿入不十分だ。透視で位置を確認するくらいの慎重さが必要なのかもしれない。浸出液の生化学が尿とcompatibleとは言…

25.5.2006.

3件入院。午前の外来を手伝ったり、午後はシャントの手術がある。 来週の土曜とか地方会で同じネタで発表させられることになっている。その準備でいろいろ大変だ。人手が足りず、それでなくても忙しいのに、勘弁してほしい。私が発表することには、私の将来…

24.5.2006.

当直はほとんど呼ばれることが無かった。最近の当直は楽なことが多い。術後は比較的順調なようだ。まだ全く腸は動いていないが、65cmも腸を切り取っていることを考えたら、当たり前と言えば当たり前だ。マーゲンゾンデからの排液に黒色出血が混じっていたの…

23.5.2006.

膀胱全摘+新膀胱。手術時間は結局11時間超。走り出しは順調だったが、執刀医(部長)がサントリーニの処置時に血管を損傷し、出血が止まらなくなり、主にそこから3200mlの出血があった。自己血だけでは足りず、用意した6単位の同種血すべて使うこととなった…