機転を利かす

昨日は2件TULがあり、1件のステント留置があった。つまりは、夏だけに石ばっかりと言うことなのだが、No.4が夏期休暇ということもあり、手が足りない。
私は以前から外来で腰麻をかけ、男性のステント留置でもやってきた。
部長とNo.2は安全の為、という理由でステント留置すらもオペ室でやりたがる。しかしオペ室を使うには様々な手続き、時に透視用のCアームの使用を他科との間で調整しなければならないという、手続き上の煩雑さがある。
私は自分の手先のDextalityにある程度自信を持っている。かなりのimpackedな石でない限り、自分ひとりでステント留置する自信はある。もちろん、介助者としての優秀な看護士などいれば快適に作業できるが、無理に医師の介助は必要ない。
結局昨日は1件目のTULがかなり長引いていたことを理由に、私が外来でステントを留置した。
もし、ステント留置を部長やNo.2が勧めるようにオペ室で施行していたら、開始が17時過ぎていたことだろう。1件目TULをやっているうちに、私が外来でステントを入れておいたからこそ、昨日は17時にはみんな仕事を終えることができたのだ。もちろん、結局ステント入らなかったりしたら、「それみたことか」と言われるのであろうが、それは病状を見て、難易度を的確に判断するしかない。私は外来で可能と判断したから、そうした。それだけのことなのだが。