PSA検診は無効?

米国臨床腫瘍学会雑誌に、PSA検診が生存率に影響を与えない、という結論の論文が発表されているらしい。
PSA検診は、毎年繰り返す意味はないと思うけれど、50歳代の早期発見は前立腺癌死を確実に減らすと思われるし、80歳台、90歳台の癌発見は確かに無治療でよいかもしれないが、骨転移まであるようなものを発見して、内分泌療法を開始することは、意味のある治療だと思われる。
だから、50歳以上の男性に一律毎年PSA検診を行う必要はないにしても、一度も測定しないというのは、医療として退行だと個人的には考える。
前述の論文は自分で読んで内容を検討してみたい。