慢性咳嗽

職員の咳が続くので調べてみると、百日咳の抗体価が高かった。
市中慢性咳嗽の原因の20%が百日咳だそうだ。子供の病気かと思っていたのと、咳が特徴的なはず、と思っていたので意外であった。
幼少時に3種混合予防注射を受けていても10年もすれば予防効果は消失するらしい。
治療はエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどマクロライド系が有効。クラリスジスロマックあたりを投与することとなる。
咳嗽が生じている頃には、血中に菌は存在しないらしいが、それでも抗生剤の投与は症状改善に効果があるらしい。機序は不明。
私自身も就寝時の咳が長期に続いていたが、これも百日咳であったのかもしれない。