仕事の楽しみ

自分にしかできない仕事がしたい、という気持ちがある。
これはかけがえのない存在になりたいと言う欲求であろうか。
仕事の面白みを研修医に伝えたい、と考えたとき、当科的にもっともやりがいのあることはなんだろうかと考えた。ラインをとることにしろ、尿道カテーテル留置困難な症例にしろ、ほかの人ががんばって試みたがうまくいかず、専門家として私が頼られ、それでうまく留置できた場合などが、もっともエンドルフィンが出ている気がする。
けれども、自分にしかできない仕事で、かつその発生頻度が高いということになれば、病院に常駐していないといけないことになる。それは体力的に無理であるのでほかの人にもその手技ができるように一般化し、習熟しやすい手技にしていかなければならない。