お客様は神様ではありません

お客様は神様ではない。
客も、店員も対等な人間同士。
同じように感情があり、自尊心があり、大切な人がいる。
みんな実際にはわかっていることだと思う。


市場経済至上の価値観が、この当然の前提を歪めてしまい、
現在さまざまな問題が起こっている。


モンスターペイシェント、ペアレント、クレイマー
自分の権利意識ばかり高く、他人を自分と同等の存在と認めることができず、
他人に横暴なふるまいを平気でする人たちが増えて社会の問題となっている。


需要と供給があり、そのモノが、サービスが必要で店を訪れるのが客であり、
その必要とされるものを提供することで対価としての代金を頂くのが、店であり、店員である。
お互い、対等に、必要であるから接触し、やり取りをする。
それは対等な人間同士のコミュニケーションであるべきだ。


どちらかが一方的に優位に立つようなものではない。
この基本に、すべての人が、一度立ち還る必要があるのではないか。