肩に降る雨

昔聞いていた歌を
また聞きたくなる時がある。
らせん階段を登っていても
見える景色はちょっとずつ違うけれど
それでもまた同じような景色に出会うことがある。




中島みゆきさんの「肩に降る雨」の中に出てくる歌詞

あなたがくれた冷たさは
薬の白さよりまだ寒い<<<<
これは素晴らしい歌詞だと思う。



薬の白さが「寒い」という感覚は
通常では出てこない発想だけれど、納得のいく感覚で
特にこの場合の薬は自殺目的の睡眠薬、というようなことを
連想させ、詩的に完成度の高い歌詞だと思うのです。



中島みゆきさんの歌の多くについて言える、
ここまで他人に傷つけられうるような、依存的な生き方はどうなのか、とか
境界性人格障害的な言動がどうか、というようなことはわきに置いておくとして
とにかく素晴らしい歌が多いと思います。