地方会発表

透析関連の地方会で発表してきた。
鉄欠乏貧血での鉄剤投与基準について、前向きコホートでやった研究だが、サンプルサイズの関係で、あまり意味のある結果といえないかもしれないし、さらに、自分の臨床的な実感とは逆の結果となった。
実感としては近年のヘプシジンなどの機序から演繹された鉄剤削減方針が少し行き過ぎと感じており、実際の臨床では鉄剤投与していなくてもフェリチン400〜800程度はざらにいる。フェリチン<60を目指すというのは現実から乖離した方針だと感じている。
まあ、鉄欠乏の指標としてはフェリチンよりTSATを用いたほうが良い、という点については同意だが、、、

今回は高校の同期や、卒業年度の同じ腎塾の先輩に当たる医師の方などと知り合ったのが収穫だった。