ドーキンス1章

利己的な遺伝子、をちょっとだけ読んだ。30年前に書かれた本だが、どうしてもこの本を「引用」ではない形で読んでおく必要がある、といつも感じてきたのだ。

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

どの程度のペースで読み進められるか、今はわからない。
わかっているのは、製薬会社の人の世間話や会食に付き合っている時間よりは、これを読み進めることのほうが、自分にとって重要に思われる、ということだ。
↑ちょっとドーキンスの言い回しを真似してみた。
1章に書いてあったのは、「種の保存」という言い方での「群淘汰」説は誤りであるのに、如何に世の中に根付いてしまっているか、これを否定して、「個体淘汰(遺伝子淘汰)」説をこれから主張していくつもりである、というようなことだった。言ってみればまだ序章。
特記しておくべきことは、序章においてドーキンスは、「人間も動物であるから遺伝子の乗り物であるのは間違いないが、人間は遺伝子の利己性に逆らうことの出来る存在であることは避妊という技術の存在から明らかである」、とはっきり述べていることである。