プラチナデータ

東野圭吾さんのミステリー作品。二重人格とか、確かに興味をそそるけれど、そんなに普通にあるものでもなく、感情移入がしにくい。一気に読める面白さはあるけれども、悪役描写が薄っぺらかったり、ちょっと深みが足りないと感じた。
プライバシーの問題、という言葉が出るたびに空虚に感じる。管理するためではなく、コミニュティと繋がるために、個々人がプライバシーを放棄すべき時代に来ているのではないか。