エスターク

開始して2週間で初回クリア。
ビアンカへの未練を最後まで引きずりながらも、デボラも最終的には落ち着いてきて物語内になじんできた感じであった。
良いと思ったエピソードはゴールデンオーブを取り戻すくだり。
主人公は魔法の絵画の力で子供時代の滅ぼされる前のサンタローズにタイムワープする。そこで子供時代の主人公に会って偽のオーブとすり替えることでゴールデンオーブを手に入れる。青年の方の主人公は、これからその少年が父の死、故郷の惨殺、奴隷生活という悲しい出来事を迎えることを知っている。そのとき青年が少年にかけた言葉は、少年の頃に自分が聞いた励ましの言葉であり、その励ましに答える少年時代の自分の返事を、青年の主人公は時を経て初めて聞くことになる。



ドラゴンクエストの主人公はしゃべらない。町の人やいろんなNPCと会話していても、主人公の受け答えの内容は、時折与えられる選択肢の「はいorいいえ」の二つしかない。実際の会話の内容はプレイヤーの想像に任せられている。これがドラゴンクエストというNPCにある特殊な雰囲気を与えていると思う。一本道RPGでありながら、プレイヤーにある程度の想像の自由とまた反面ある独特の世界にある安心感を与えるこのゲームは、やはり日本の歴史あるRPGとして誇るべき作品であろう。


もうしばらくメタルキングでレベルを上げて、エスタークを倒したり、最後のスゴロクを楽しんでみたい。