TURP

今日は私の好きなTURPがあった。そろそろ本気で実家に帰った後の業務形態を想像しながらこちらでの仕事を行うことが多くなり、今日は、エコーガイド下のTURPを試みた。
もちろんリゼクトスコープでTURPは行うわけであるが、リネンの下から無理な体勢で私がもぐりこみ、TRUSにてTURPの様子を観察しながらTURを行うわけである。
灌流水の乱流のために、エコーでクリアな画像を得ることは難しかった。しかし、特に横断面において、被膜と、切除面との距離などは一目瞭然であった。明らかに、ベルより手前に多量の腺腫が残っていることがエコーで確認できたが、total incoとなる危険を冒してまで腺腫全切除を試みる必要は無い。しかし、抉り取るような形で、ベルの周囲の腺腫は切除できるのではないかとも考えた。TRUS下に行うと、Dorsalの腺腫を下方から押し上げて削りやすくするという効果もある。
エコーに夢中になっていたために、私自身は右葉を削ったのみで、大部分を部長に削られてしまったが、エコーの有用性について確認できたので、私としては満足だ。あとは器具を使ってエコープローブを直腸に挿入したまま固定するデバイスがあれば、自分一人でもうまく使えると考えた。