15.12.2005.

今日のTURPは午後からの予定だったが。今朝のミーティングで、この症例について部長が「午前中に内腺体積を経直腸エコーにて測定し、30mlを超えるようなら自己血貯血をするように」という指示が出た。
前から、直前になっていろいろ思いつきで指示を出したり変えたりすることで、だいぶ悪評を築きつつあるこの部長だが、これにはさすがにびっくりした。いくらなんでも今日の午後が手術なのに、いまから検査してその結果で自己血を手術までに採取しろというのは、無茶もいいところである。直前になってそんなことが必要といわれたりした場合の、患者本人の不安などについて彼は思い至らないのであろうか。
まあ、測定時の私は体積を過小評価する方向で当然操作し、この暴挙は食い止めたが、これに類する波紋は時々生じる。言っていることは、的外れなわけでは無いが、思いつきで動くのはやめ、時間的余裕を持って治療計画を立てて欲しい。