27.7.2005.

外来、TURP一件などでつつがなく過ぎるはずであったが、例の私の投薬による副作用とそれに対する私の対応にクレームをつけている患者への謝罪とかその相談などのために、たびたび呼ばれて、謝罪させられたり、謝罪の文書に署名をさせられたりした。
私もいくら下っ端でかけだしの医者とはいえ、よく分からない患者の自分勝手な思い込みによる不満に対して、病院の方針で、自分の納得のいかない形で何度も頭を下げさせられるのにはさすがに腹が立ってきた。私自身は幸い、この病院をやめて、身の振り方に困ると言うことはないので、これ以上このようなことを強いられるようなら、病院側の、私自身に対する対応について、問題にしていきたいと思う。

本日は夜間透析の当番なので夜21時までの勤務。しかし、TURPだけのはずの症例が、膀胱粘膜生検、両側尿管カテーテル留置まで行うこととなり、結局手術が終了したのが18時。さらに明日から投与する抗癌剤の手配やカルテの記載などを研修医とともにしていると、20時過ぎとなる。さらに透析の定期処方などもまだやらなければならない。通常業務のみで夜の20時を超えるなど、大学の研修医時代のようでかつてないことである。
この原因は、研修医の指導と並行した業務であること、新部長とNo.2からいままでの私のやり方とちがう新たな指摘を、治療途中に受けることにより、路線変更を多く強いられているという2点による。私が透析室の担当となるという理由で当院の泌尿器科人員は一人増員を受けたはずであるのに、現在私が泌尿器科の担当患者数が最も多いというのもおかしな話である。このまま泌尿器科業務の負担が私に偏る形で増えていくようなら、透析室へのフォローが不十分なものとならざるを得ない旨、部長に陳情しなければならないだろう。