spiral

ネオ・ダーウィニズム

去年の今頃はこんなことを考えていた。 動物行動学者、竹内久美子の著作を読んだ。ネオ・ダーウィニズムというかドーキンスの立場から一元的に物事を捉える考え方は、ある程度の面白さはあっても、所詮は還元主義に過ぎず、そのうち飽きが来る。というかそう…

臆病な自尊心

中島敦の短編小説。中学の国語の教科書の題材として取り上げられる。「隴西の李徴は博學才穎、天寶の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性狷介、自ら恃む所頗る厚く、賎吏に甘んずるを潔しとしなかつた。」とでだしからしてカッコ…

核の冬

2年前の12月に行った一連の考察の冒頭。 私が物心ついたと言えるのは、3-4歳のときともいえるが、色々な刺激を蓄積して、自分なりに世界というものを捉えるようになってきたのは小学校3-4年のことであったと思う。小学校の担任がひどく左よりの教師で、黒板…

2005.12.6.

以前、書いたように、このはてなに日記を書いていくことの目的は、螺旋階段を上ることだ。中島敦「狼疾記」参照。 筋トレをしない日が続く。ずっとまえの腕相撲の影響で右肘関節周囲の腱の痛みが続くことが理由ではあるが、外に出ると異様に寒いので、つい家路…