抗ヒスタミン薬&睡眠薬
広大総合診療科の佐伯先生の講義。
ビアーズ基準:65歳以上の高齢者で使用を避けたい薬剤の一覧
抗ヒスタミン薬:ベナ、レスタミン、ザジテン
抗コリン作用の強い抗ヒスタミン薬:アレルギン、アタラックス、ぺリアクチン、ヒベルナ、ポララミン
高齢者に使ってよい抗ヒスタミン薬:アレグラ
ジルテックの光学異性体を集めたザイザルなどはどうなのか。今回はスポンサーがアレグラだったので言及なし。
睡眠薬の正しい併用
ふらつきが出やすい方:導入=アモバン、マイスリー 中途覚醒=ドラール
神経質、肩こりなど伴う:導入=ハルシオン、レンドルミン、デパス 中途覚醒=ロヒプノール(サイレース)、ネルボン(ベンザリン)、ユーロジン
腎障害肝障害:導入=エバミール(ロラメット) 中途覚醒=ワイパックス
睡眠導入剤だけでは睡眠障害続く場合は中途覚醒治療用の薬剤を併用する。
他にも副作用があってこその効果発現:プロザックの臨床試験において胃腸症状の発現と症状改善効果の相関係数が0.96という話、
臨床試験での盲検化は多くの場合看破されている:Rabkin et al(1986)など、
面白い話題があった。