FF11と政治

私は2002年から2006年くらいまでの4年間、FF11というゲームにはまっていた。嵌った原因は、ゲームの面白さと言うよりも、仕事と家庭のうまくいかないことからの逃避だったのではないか、と今振り返ると思うが、それはまた別の話で、ゲームの中で、私は確かに何かに夢中になり、何かを実現しようとして、多くの時間をパソコンの前で費やした。そのFF11でどういうことをしていたのか、ということを、いつか、キチンと記述したい。
今日NHKETV特集で、「なぜ希望は消え去ったのか」という戦後農政の話をやっていた。
戦後、GHQにより地主から農地が小作に解放された農地改革。その後日本は農業をこういう方向へ持っていくべきだという理想を持って、霞が関で農政を司ってきた農水省官僚OBと、高度経済成長の中で、農家だけが経済水準から取り残されることのないように苦闘してきた山形の実際の農家が、交互に戦後の農政を語ることで、この国の農業(稲作)がどういう道を辿ってきたのかが、とてもわかりやすい番組だった。
結果として、国の思惑は全く実現されず、農家たちは、それぞれのやり方で「脱農」を果たす。その結果この国の食料がどうなるのか、それはこれからの私たちがこの目で見ていくことになるだろう景色だが、それもまた別の話。
私がFF11でHNMLSのリーダーとなり、やろうとしたことは、この「政治」に似ている、と思ったのだ。HNMが落とすレアアイテムが目的で集まった、私利私欲という動機を、どうやってLSへの郷土愛、というか皆がLSを愛し、仲良くなっていけるかという、その目的に向かって、「政治」でそれを実現しようとした。そして失敗した。
では、私は何をすればよかったのか。また時間のあるときに考えるとする。