政治のこと、選挙のこと

若者が政治離れをしていくと、政治家は投票に結び付かないので、若者を守る政策を選択しなくなる。
その結果どんどん若者が無視された国になって行く、と。だから、白票でもいいから若者は投票に行くべきだ、との意見を見た。
その通りだろう。
実際私も、選挙権を得てから15年以上になるが、選挙に行ったことは1,2回しかない。
マニフェスト、というようなものが出るようになったので選びやすいかと思ったが、結局自分の意見とすべて合致するような政党など無い。それにマニフェストが自分の意見と一致しても本当にその政党にそのマニフェストを実現する実行力があるのかどうか、ということなど皆目分からない。
だが、自分が優先する意見というようなものは持って置くべきだろう。
どんなに見識の浅い意見だろうと、ここに自分が優先する意見をまとめておこう。
・高齢者問題:北欧に習い、医療・福祉は充実させるべき。ただし、元気な高齢者には積極的に社会貢献していただく。体力や運動能力、思考力テストなど試行して問題無ければ、定年の延期なども考慮する。
・医療:皆保険制度の維持。必要な部門への積極的な医療費のアップを。医療の優先順位を検討する外部審査団体を制度化する。一方で、コンビニ感覚で医療受診をしたり、救急を利用するいわゆるモンスターペイシェントへの厳罰化・自己負担増など、本当に困った人が優先されて医療を受けられるシステムに。
・財源:消費税を明確な段階を決めてアップする。860兆円という国債を解消する方向で消費税は20%まで上げていく。消費税で増えた財源はすべて医療福祉方向に当てるというのも当面は良い。
・農業:自給率を上げるために保護政策を。鎖国に近い、関税の導入による国内産物の保護を徹底する。
・教育:自主性を重んじるのは子供に自由な時間を与えることで行う。集団生活の場では規律と公共性を徹底的に指導する。国旗、国歌は当然尊重する。徴兵制の利点である規律と忍耐力を学校にて達成する。教師を保護し、体罰など必要な指導は積極的に行えるようにする。大学院など企業と提携していく方向は構わないが、公費支援は増額し、産学が発展していく方向に。
・官僚公務員問題:官僚や公務員、政治家の給料を大幅にアップする。見えない部分での利権で得をするのではなく、政治に関わることが、本当に個人の利益につながるようにする。優秀な人材が国を治める職業につくように、政治に関わることのメリットを明確にする。
・安全保障:憲法9条は改正。行うべき自衛は当然行えるようにする。しかし自衛隊の軍備を削減し、災害救助方面を充実する。アメリカの核配備軍艦の日本の港への寄港を容認する。
地方分権:都会の文化やインフラに、地方からアクセスしやすくする。ただ、住居は地方に分散し、各家庭が家庭菜園など行えるような拡散方針を推進する。
・環境問題:可能な限り積極的に環境保全の方策を取る。具体的には植林事業の推進。リサイクル技術や制度への積極的な公費投入。
・経済:株式市場など、虚業で動いている部分が活性化される必要などない。景気が上向きになるということがバブルの再現ということであれば、景気はどんどん下向きで良い。消費税を上げ、無駄な消費が抑えられ、虚業が廃され、実業の良い仕事をしている部分が淘汰されて生き残れば良い。


まとめれば、税金の使う量を増やすのは、医療福祉、教育、農業、政治家の給料、環境保護で、税金の使用を減らすのは、軍備、経済対策である。そして、国債による赤字経営はどう考えてもまともな政治ではないので、消費税増によりこれを減らしていく。
私が考える、日本の政治の比較的まともな方向性とは、大体、このような意見になるだろうか。地方分権のことなどはっきり言ってどうすればいいのかよくわからない。勉強不足だ。
このような意見に合致する政党となるとどこになるのだろう。yahooから行ける「マニフェストマッチ」では最大二つしか合致しない政党ばかりで選ぶ参考にはならなかった。