講演会

口演をする方と聞くほうと両方やった。
分かりやすく話せたとは思うが、作ったスライドはいまいちであった。検索で出てきた文章をずらずらコピーしただけで、もう少し自分の言葉に直して行けばよかった。
聞くほうは本当のところを言えばめんどくさかったのだが、
・CKDにLDLが正常でもスタチン投与で腎保護が見込めること
・抗生剤の種類によって、Cmax、Time abobe MIC、AUCどれが重要か変わり、それに合った投与法をしないと、却って害をなしていることになる
などの有益な情報を得られた。抗生剤の適正使用という課題については、患者に良かれと思ってやっていることが、却って害をなし、かつ、その患者個人だけでなく、公衆衛生的に世の中に耐性菌を増やすという公共的な意味での害悪を垂れ流すことになるので、十分留意したいことであるが、知見が日々変わっていき、保険適応の投与法が適正使用法に追いついていないので、一般臨床での実施はなかなか困難なものがある。しかし知見だけはきちんと把握しておかなければ。