樋口リピート2回目

去年も泊まった、有福温泉の旅館樋口。
温泉とカニという日本の冬の最大の贅沢を、年に一度くらいは家族で楽しもうと、今年も宿泊した。
2ヶ月前からでも、週末の予約はいっぱいでとれないので、父に仕事を代わってもらって平日に宿泊した。
ここは、山中の寂れた温泉街といった趣の場所にある宿だが、やり手の経営者のリフォーム作戦によって宿が非常に魅力的な空間となり、一気に成功したと言えるそんな宿だ。
食事に出てくるカニの量も減っており、これで家族4人で8万4千円も取られると、ちょっとぼったくりじゃないかと思うところはあるが、部屋の構造の面白さや、お茶や香を何種類も置いてあって自由に使えるようにした所や、客が手に取れる蔵書、DVDやオーディオを充実させて、各自が好きなことをしてくつろげる宿としたこと。貸切露天風呂を多くの部屋につけることで、大浴場はクオリティが低くても温泉の満足度を上げたこと、など、ここの宿の思い切ったリフォームは、うまくやった、という気がする。
いろいろ不満もあるのだが、また1年に1度は行こうという気になる宿である。