透析学会

神戸の学会に行ってきた。毎度のこと、透析という利権に絡む、製薬会社、メーカー主導であるから規模が大きいというだけの学会で、学術的な意味で盛り上がっている学会ではない。目新しトピックならネットで十分把握できるわけで、はるばる参加しに行くのもばからしいが、専門医継続のために参加証購入が必要なのと、最新の機器や教科書類をざっとチェックするのには良い機会だと思っている。
新幹線で姫路あたりを通過しているときに、勤務医時代の同僚の看護士が看護研究をするのでよければ聴きに来てほしいとメールが入った。
透析終了時の起立性低血圧予防に下肢弾性包帯が有効であったという内容。
すでに透析室は廃止され1年は経過したわけで、もうその同僚にとっては完全に過去の研究ということになるわけだが、それでもきちんとしたものを、誰に命令されるわけでもなく発表しているその意欲、何と言えばいいのか世界に対して良いことであれば自分に利益がなくてもしようとする態度は立派なものだと思った。
学会は参加証さえ購入すれば後は要はないつもりであったが、その同僚の発表だけはちゃんと聞くつもりになり、結局2時間程度は参加したことになる。