my old classmate

昨日は製薬会社主催の講演会があり、そのあとの懇親会でビールを飲んだのが始まりだった。
あまり食欲がなかったのでビールばかり飲んでそれなりに酔いが回った。
そのまま帰れば二日酔いなどすることもない程度だったのだが。


筋トレのときにいつもみかけて気になる店があった。窓がなく、看板がなく、ただアルファベット5文字の店の名前が表札の部分に貼ってある。何の店かもわからないが、夜に通りかかったときに壁越しに音を聞けば、客が入っていてバーのような感じの物音だった。ジムの女の子に聞いてみても、飲み屋ということだった。
酔ってなければこんな怪しい店に入ることはしないのだが、いつも気になっていたので酔った勢いで入ってみたのだ。
店はせまく10人も客が入れば座るところはなくなりそうなカウンターバーであった。ロックがかかり、リキュール、ブランデーなど普通のバーとしての酒が並んでいた。客層は30代前後の後期青年群で、一人外国人の女性もいた。みなダーツを楽しんでおり、どうやらオンラインで全国のプレイヤーと対戦できるダーツのようだった。
マスターにカクテルを頼み、一人で酒を飲んでいたが、マスターが何歳かと聞いてくる。答えると同い年だという話でさらに小学校の同級生であったことがわかった。実に20年振りの再会なわけだが、向こうは一目見て私だと思ったという。私の方は言われてみれば、確かに昔の同級生の面影を認めて納得したけれど一目では分からなかった。

いつも気になっていたバーに偶然ふらりと入ってみれば、そのマスターが旧友だったこと。この事実が非常に面白く、話も酒も大いに進んだ。ソルティドッグから始まり、おそらく7杯程度カクテルを飲んだ。話はお互いどうしているかということから、ほかの同級生たちの近況、地元で暮らすことについてなどいろいろと話した。彼はもうこの店を始めて10年になるとのこと。完全に昼夜逆転の生活をしているらしい。小学校の頃は割とふっくらした顔立ちの子だったのだが、すっかり痩せてバンドのボーカル風というか女性にはもてそうな風貌の男になっていた。

どちらかというと軟派な感じで、都会を志向しそうな彼が地元で店をやっていて、しかも地元を盛り上げようと考えていることがわかり、こういうことがあると、帰ってきて良かったなと心から思えるのである。

帰宅したのは朝の3時。4時間は寝たが起きてもまだ酔っぱらってる感じだった。
いくら楽しくても仕事に差し支えるようでは社会人として問題だ。以後気をつけなければ。