k

元同僚の訃報を聞いた。
歳はまだ30代後半、まだまだ今から、という時期であったろう。
死因は肺癌。彼の闘病期間であったはずの時期の記憶にも彼が禁煙していた姿はない。わかった時にはすでに末期状態であったのだろう。
その闘病と彼が周りに知らせず自分の病状を知っていたと認識することで、ようやく理解できるさまざまな彼の奇行が思い出される。
その無念を思うとただ、哀れだ。