傾いた陽光が

窓外に見える工事現場の鉄骨を照らす。
冬至を少し過ぎた今
太陽は空の最も低いところを通過し
一番早く地平線へと消えていく
我々にできることは
目の前にある
可能なことをやるだけのこと
その積み重ねでどこにたどり着けるのか分からないが
それ以上のことなど望むべくも無い
気づけば日は暮れている