Joannasan

昨日の手術では疲れ果てた。
いつもどおり、第一助手でスタートするが、周りから押されまくり、好きなようにやらせてもらえないならむしろ手を出さない方なので、結局いつもの第3助手の位置に追いやられる、というパターンだった。
自分の外来を交代してまで私はオープンのオペに入りたいわけではない。それは自分の将来につながらない手技だからだ。それでも私がオープンのオペに主治医として入るのは、それが患者に対する主治医の義理だからだ。オープンのオペが決まった途端に見ず知らずの主治医に交代されては不安だろうと言う患者感情を考慮して、自分の担当がそうなったら手術を担当する。
しかし実際は術前の手配とか術後管理とかを任せて、手術手技だけは自分でやりたい部長やNo.2たちにうまく利用されている、という気もする。
いつも呪文のようにつぶやく「あと半年」だがこの半年の間にもう2度と昨日のような10時間を過ごす機会が来ないことを願う。