DEATH NOTE

昨日は当直中にデスノートの映画版を見た。エルとキラの頭脳戦は面白く、コミックの方も読んでみようか、という気になった。デスノートや死神という完全にファンタジー世界属性のしろものを、現代の社会のなかで適応させるにはどうなるかということを追求していて面白い作品だ。
けれど、映画版では、自分で仕組んで恋人を殺したはずなのに、ペンを握る場面があったり、矛盾する演出も多い。また、それくらいの個人的な事情で、一般の大学生が捜査本部に配属されるなどというのも無理がありすぎるし、そもそもエルなどという日本の引きこもりが、FBIをあごで使えるまでになっている、というのもちょっと無理な話だ。
そもそもファンタジーであるので仕方ないといえばそうだが、現実世界との整合性でリアリティーを持たせようとする作品だけに、そういう荒い部分はどうしても気になる。