忘れられない人々

「メールでの悪意は増幅する」というテーマ。
仲の良い人間同士でも、一度メールでお互いの関係がこじれると、もう、直接会って話し合ったほうがいい。メールでの悪意は増幅され、お互い相手のメールを悪い方に悪い方に曲解していく。不思議だが、これは事実だ。
これがなぜなのか考えてみたが、メールは手軽な上に、繰り返し再読可能、という点が大きいと思う。
ある人、ある事を許す、とは、忘れる、ということだと思う。その嫌な事柄を思い出さなくなったときはじめて、私はその人を許すことができる。
ところが、メールとか手紙とか、繰り返しその事柄を思い出させるものがあると、私はいつまで経ってもその事柄を忘れることができない。そうするとその人を許すことができない。