29.3.2006.

外来。初診や対診が多く、数は30弱でもなかなか終わらない。IgA腎症か、膜性増殖性腎炎と思われる、腎炎の症例を、結局他院の腎臓内科専門医に紹介することにした。当院には腎内専門医は実質いない状態で、腎生検だけ施行しても結局他院に紹介することになりそうだと判断したからだ。治療はステロイド免疫抑制剤などを投与するしかないにしろ、比較的急速に腎不全が進行しそうな症例については、腎内専門医の判断を仰ぐしかない。

去年の10月くらいに私が外来で初診として診た、肉眼的血尿の50台の男性。尿路造影、膀胱エコー、細胞診にて異常所見がなく、1年毎のフォローアップという方針にしていた患者が、再度肉眼的血尿で昨日受診し、片側水腎を伴う進行膀胱癌ということで入院となった。肉眼的血尿の症例では、とりあえず膀胱鏡検査を薦め、本人が拒否するならその旨をカルテに記載しておく、というのが正しい対応だったと反省する。せめて細胞診が陽性で出てくれたら、膀胱鏡を進める段取りにしていたとは思うのだが。この症例は4月半ばに膀胱全摘となる方針となった。

席替えで、医局の私の向かいに神内の女性医師が配置された。15年目くらいの医師で、留学していたのか帰国子女なのだかよく知らないが、周りと衝突しがちな人格、もしくは日本の精神風土に馴染めていない様子で、常に他人に対して厳しく、自分のことは正当化ばかりしているようなところが、前々から私は嫌いだったのだが、よりによって向かいの席にやってきた。やってきて早々、自分の席と後ろの席との間隔が狭いので、こっちが後ろに下がるように要求された。私が決めた席の位置ではないので、周りにも話を通してもらい、みながそれで了承するなら私も動くという旨を伝えた。
ここでこうしてノートPCからブログを打ち込んでいても、向かいで「Oops」などとつぶやく声が聞こえて気に障る。何がウープスだ。あなたの存在自体がOopsって感じですよ。