24.1.2006.

今日は朝からRRP。自分が主治医ではないけれど夕方くらいまで拘束されるのは間違いない。
午後3時、手術が終わって帰ってきた。
手術中じっくり考えてみて、なぜ自分が開腹手術が嫌いなのかが分かった。それは、立場上ずっと第2助手ばかりやっているからなのだ。医者になって6年、永遠に鈎引きとカメラ持ち、そればかりやらされてきた。そろそろ仕事において専門性を身につけてきているのに、そのような機械でもできる仕事をやらされ続けることが不満なのだ。
いまさら前立腺全摘の手術など見学する意味も無いし、またそもそも、第2助手の視野からだと術野はなにも見えない。むしろ麻酔科医の立ち位置からのほうが術野が見えるというものである。
そんな何をしてるかも見えず、ひたすら牽引をかけるという道具のような五時間を過ごさせられる経験を、この6年間、ずっとしてきた。さすがにそんな手術は嫌になって当然だと思う。
あらゆる第二助手となる人間の不幸を救うため、この世の中から前立腺全摘などという治療がなくなることを願う。根治性などはすでにブラキセラピーの方が上を行くだろう。