ベオウルフ
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/04/11
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 20回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
勧善懲悪化け物退治の単純な話かと思って観てみればのっけから偉い下品なヒーローで、どうなる事かと思っていたが、、、
やはりゼメキス監督だけあって、単純なヒーロー特撮映画では無かった。欲望に負け、嘘と恥辱にまみれた男が、それでも最後にある程度の責任を果たす、そういう話だった。
アンジェリーナ・ジョリーさんは個人的に全然美しいとは思えないので、ヒロインとして魅力は感じないのだが、こういう悪役としてなら名優という感じがした。
あとはグレンデルの特撮SFXによる動きがリアルで臨場感にあふれていたのと、前王の葛藤、王妃の苦悩みたいなものの描写が良かった。
コンタクトに比べると、深い内容とは言えないが、人間の業とそれを食い物にして生きる魔物、それでも前向きに生きようとする人間。それらのテーマがSFXを使って丁寧に描かれるのは面白かった。