これからDiablo2を始める方のために。

FFXIからずっと親しくさせていただいている方が、Diabloに興味を持っていただいた様子。
今年度末には恐らく発売されるDiablo3。
これを機に8年前のゲームではあるが、Diablo2をやってみようという方も或いはあるかもしれない。
しかし、残念ながら現在日本語版の生産は中止されており、簡単に手に入るものは英語版しかない。
だから、ちょっとやってみたいけど話がさっぱりわからないという方のために、ここに少しストーリーとゲームの触りをまとめてみたい。

詳しいストーリーはこちら
http://wikiwiki.jp/d2x2ch/?Diablo2%A4%CE%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EA%A1%BC#mfa2ba98


昔、地上で暴れていた魔王Diabloは、大天使Tiraelと人間の賢者たちによってソウルストーンという石に封印され、地下深くに埋められた。
それから時が流れ、平穏の時代の城下町、トリストラムで事件が起こった。悪の力に魅入られた大司教ラザルスが、トリストラムの王、レオリックを裏切り、王子を誘拐して、地下で見つけたソウルストーンを王子の額に埋め込んでしまった。
ラザルスも結局石の中から誘惑したDiabloの被害者だったわけだが、こうして依代を得て復活した恐怖の王、Diabloは、地下の洞窟で魔物を次々と召喚してその軍勢でトリストラムを襲い、壊滅させた。
魔王Diabloを倒すため各地から勇者が集まり、魔王の洞窟に挑んでは消えていった。


プレイヤーはこうした勇者の一人として、3種の職業(戦士、女弓使い、魔法使い)の中から一つを選び、Diabloを倒すためにレベルを上げ、装備品を集める、というのがDiablo1であった。


ついに勇者は地下洞窟の最深でDiabloを打ち取ることに成功するが、なぜか勇者は再びDiabloが封じ込められたそのソウルストーンを自分の額に突き刺してしまう。
すべては、より強靭な肉体を手に入れるためのDiabloの策略だった。

こうしてDiablo2が始まる。Diabloは、まだ勇者の精神が辛うじて抵抗を示す肉体を操りながら、自分と同様にソウルストーンに封じ込められている兄弟たち、すなわち長兄、憎悪の王Mephisto、末弟、破壊の王Baalを復活させるため、黒衣の放浪者となって旅している。

3魔王が復活すれば世界は壊滅し、人類は滅ぶ。これを阻止するためにまた勇者たちが動き始めた。


Diablo2のプロローグはこんな感じになると思う。


さて、Diablo2でプレイヤーが選べる職業は7つ。
Barbarian:近接戦闘の専門家。武器の二刀流など攻撃色が強い。
Paladin:近接戦闘だが、補助魔法のオーラや、防御関係が充実。
Amazoness:槍による近接戦闘と弓による遠隔攻撃と2タイプがある。
Necromancer:死体から手下を召喚したり、毒や骨を使った魔法攻撃を行う。
Sorceress:遠隔魔法攻撃中心のキャスター。
Asassin:罠などを使った特殊な攻撃と蹴りを使った近接戦闘。
Druid:オオカミや熊を召喚したり自分がクマに変身したりして戦闘。

と、大体このように解説できる。プレイヤーはキャラクターがレベルアップしたらステータスポイントとスキルポイントというものを得るので、それを割り振って行く。スキルはスキルツリーになっているので、上位のスキルを覚えるためには下位のスキルに最低でも1は振っておかないと覚えられない。気に入ったスキルにはどんどんポイントを振り込めばそのスキルが強くなっていくが、レベル99まで育ててもすべてのスキルをマックスにすることはできないので、敵と戦うのに主力となるスキルにMAXまで振り込んで、他は1のままにとどめておく、ということになる。
大体主力とするスキルをどれにするかによって、キャラクターの装備や戦い方は大きく変わってくるので、同じ職業といってもスキル構成によって違う職業であるかのようにバリエーションがある。このスキル構成によって変わるバリエーションのことをビルド、と呼び、D2XSpoiler Wikiなどの解説サイトに詳しい解説がある。

私が初心者の方にお勧めするのは以下の3つ。
Whirl Windを主力としたBarbarian、俗称:WW馬場
Raise Skeltonを主力にしたNecromancer、俗称:召喚ネクロ
Frozen Orbを主力にしたSorcerress、俗称:氷ソサ
これらは割と装備を選ばず、その主力スキルの力だけで難易度Nightmareまでを比較的楽に進められると思うからである。
Nightmareをクリアするくらいになるとユニークアイテムなどもそれなりに手に入ってきて、次のキャラクターの育成や一番難しい難易度のHellに挑戦するための作戦が練れるようになってくると思うのである。

オンラインで遊ぶ場合は、Multiplayer、Normal core、Ladderモードで遊ぶのが一般的だ。Normal coreに対して、Hardcoreモードが存在するが、これは1度でも死ぬと、キャラクターが消失してしまうと言う、玄人向けのモードだ。Ladderというのは、1年とか一定期間置きにリセットされるランキング参加者のことで、現行の多くのプレイヤーがこれで遊んでおり、Rune WardなどLadderに参加していないと発現しないシステムもあるので、Ladderモードで遊ぶのが望ましい。サーバーはいくつかあるけれども、日本人が最も多いのはUs Westサーバー。Battle NetのUs Westサーバーにつなぎ、チャットルームに入室すると、自然に日本人の集まっているJPNチャットルームに入ることになる。
あとは、Game Createで、ゲーム名とパスワードを適当に決めてPrivate Gameを作りそのゲームを遊ぶのである。ここでパスワードを設定しないと、Open Gameということになり、誰でもBattle NetのUs Westのプレイヤーがそのゲームに入ってこれることになる。そうすると、PKなどしたい人が入ってきて、殺されたりしてしまうので、普通はパスワードを入れて、Private Gameで遊ぶ。