子供向け番組

NHK教育では8時〜10時30分、16時〜18時30分の間に子供向け番組を放映している。主婦にとっては忙しい時間帯に子供の守をしてくれる貴重な存在だ。
それとは違って、日曜の朝、子供向けのテレビ番組を放映している。7時から30分単位で、ゲキレンジャー仮面ライダー電王プリキュア5と続くのである。
ゲキレンジャー仮面ライダーは男の子向け、プリキュアは女の子向けの番組である。うちの子供は女の子だから、プリキュアを楽しみに朝起きるわけだが、その少し前からテレビをつけるから、必然的に私が仮面ライダー電王を見る機会ができることになる。
そこに出てくる主人公の良太郎という人物が、非常に情けない気弱な人物で、エヴァンゲリオン碇シンジと共通する軟弱なイメージを醸し出しており、見ていて嫌になる。
この主人公に、さまざまな人格の鬼?が取りくことにより、主人公は性格を変えるようだが、こんな多重人格者のようなあり方も、確立した人格形成が望まれる少年期の番組として疑問があるし、いったい、どうしてこんなキャラクター設定がなされているのだろうか?
私は5レンジャーの世代であり、熱血でおっちょこちょいの主人公、大食漢で力持ち、クールなニヒリスト、突っ込み役の美女という定番のキャラクター構成で、少年番組としては問題ないのでは、と思うのだが。


プリキュアについては、大体、そんな構成でいいのでは、と思うが主人公のキャラはいま一つはっきりしない。こういった番組の制作者は少年少女たちが感情移入していく対象である主人公のキャラクターというものの重要性について、もう少し理解した上で、制作に携わってほしい。