島根県有福温泉 旅館樋口

kabalah2007-12-04

父に仕事を変わってもらって、平日にカニを食べに行くことにした。
1年に1回はカニをいっぱい食べる。大人の贅沢だ。
今回もインターネットで近場の温泉を探し、浜田道ですぐにいける有福温泉に目星をつけた。検索で探すと旅館樋口というところが良さそうだったので予約した。
ROHANのフレンドで島根在住の方がいたので、近隣のうまい店を聞いてみると、旭温泉に「すっぽんラーメン」のうまい店があるという。

午前中に透析の針刺しだけ済ませておいて、高速で有福温泉を目指す。結構かかるかと思っていたが2時間弱で到着した。温泉は鄙びた温泉街のはずれで、見つけるのにも苦労したが、旅館に入ってみると改装したてのようで非常に雰囲気がある。
おそらく、経営立て直しのために大規模なリフォームを行い、どこかの経営コンサルが手を加えたような感じで、いろいろな今風の工夫がしてあった。琉球畳の使用、お茶を香として使う、ライブラリーを作ってみる、照明に趣を凝らす、貸切風呂を作ってみるなどなどである。
大浴場の規模や温泉の湯質を見る限りはありふれた温泉で、取り立てて言うほどの価値はない。ただ、リフォームの成功により、感じの良い宿となり、客も平日というのにかなり予約がある様子だった。
カニはたらふく食べられたし、境港で上がったものだけに身の詰まったおいしいカニであったが、調理法や味についていえば取り立てて言うほどの工夫はなかった。
総じて評価するなら中の上といったところだろうか。布団のいる子供付であったし、カニ懐石があったとはいえ、一人当たり3万払うほどの価値はなかったかな、と感じた。


近くの見ものといえば、水族館アクアス。規模としては小さな水族館だが、白イルカのショーが見もので、訓練されたイルカのショーは十分楽しめるものだった。
子供が動物園行きたいなら安佐動物園、水族館行きたければ、ここになるだろうか。


帰りには、旭温泉に寄り、教えてもらった「すっぽんラーメン」を食べた。大阪のとんこつラーメンのこってり味に慣れた私にとっては最初あっさりして味がよくわからなかったが、食べるうちに、独特のアミノ酸の味が非常においしく、大盛りでも足りないくらいの勢いで食べることができた。これはまた食べに行きたくなる味だと思った。良い店を教えてもらった。こうしたおいしい店や、穴場の絶景スポットなど、人生を豊かにする、重要な情報を、きちんと管理したいと思う。インターネットという不特定多数が閲覧可能な場所にこういう情報を出すことには、一店集中、情報過熱を引き起こす問題があるかもしれないが、自分がこういう媒体から情報を得て動いている以上、自分の評価というものも発信すべきと考えて、こうして記事にしている次第だ。