くさい人

私の二つ隣の席の麻酔科医がワキガでくさい。くさいことについては以前も書いたが、彼のそばに近づく度にいやな思いをする。
特に出勤して白衣に着替えるとき、手術室で術衣に着替えるとき、そのいちちちで彼がそばで着替えている場合があり、本当に今から、というときに仕事の意欲が一気に消え、息を止めてその場を過ごしたい、嫌な気分で満たされる。
本当にどうしようもないことなのか?本当にやつには責任は無いのか?
こんなところで愚痴ってないで、はっきり本人に「なんとかしたらどうですか」と言えばいいのだろう。
しかし、「稲中」でハゲ校長の娘が「それは人としていっちゃいけないことでしょ」と言っていたコマが頭の中によみがえる。

前にも書いたが、くさい匂いの元というのは、大体において感染症だ。何らかの細菌が汗腺で繁殖して匂いの元となる化学物質を産生しているのだ。だとすると、殺菌し清潔を保てば匂いは改善されるはずである。対策も医者なので分かることだ。対策を採らない、改善されないということは、彼がその事実に気づいていないという可能性を考えるべきだ。
自分よりはるかに年上の40台の麻酔医に、私がそれを言えるだろうか。なかなか難しい。