春は出会いと別れの季節です

辞めていく人や移動する人に、色紙というのを贈る習慣がある。寄せ書き、というやつだ。昔は結構あまり考えずに書いていたが、いまは、何を書いていいのか困ることが多い。私も将来、大阪で働き続けるわけではなく、ここでやめていった人たちとは、もう一生会うこともないだろう。前は、その人との思い出を振り返り、その人の印象を自分の言葉で少し肯定的に表現して、これからのお互いの精進と発展を祈念するという内容を書いていたが、実際のところ、これから一生会うこともない人に、いい気分で去ってもらおうと気を使うのもムダに感じられてきた、ということかもしれない。
「あなたとは最後まで分かり合えませんでしたね。これからはその分かり合おうとする努力も不要です。お互いせいせいしますね。」というような別れの言葉はどうだろう。社会的にはこんなことを寄せ書きに書いたらやはり非難の対象になるのだろうな、、、。