BLUE DAYS

スピリッツに自殺願望の女の子4人が集まって、集団自殺を目的としたバンドをやる、という漫画があった。絵も下手だし、テーマもそんなに面白くない。
けれども、これに私が学生時代にとても好んで聞いていた、エレファントカシマシの「BLUE DAYS」が使われていた。すごくマイナーな曲で、エレファントカシマシが売れるようになる前の曲であり、誰も知らないだろうと思っていただけに、こんなところで取り上げられて、複雑な気分。

 こんなやなことが
 つづけば
 こころはズタズタさ
 肩透かしを食らわし続ける
 暑くて長い日々
 BLUE DAYS
 ここはまさに地獄絵図
 BLUE DAYS
 バラビロさ

 こんなことばかり
 つづけば
 こころはズタズタさ
 テレビを見てると
 知らない間に独り言を言ってる
 ああ
 地獄がみたけりゃ
 ここへくればいい
 ああ
 地獄がみたけりゃ
 ここへくりゃいんだよ ばー
 ここはくるしい
 地獄絵図

CDを借りて、テープレコーダーで編集した高校生のころ。レンタルCDには歌詞カードがなく、自分で聴いて覚えた歌詞だ。正しくないところもあるし、耳鳴りが聞こえるっていう歌詞もどこかに入った。
このころのエレカシはとてもよかった。聴衆に媚びるところがまったくなかった。名曲としては「浮雲男」「デーデ」「浮世の夢」などがある。私は喫煙習慣が大嫌いだが、「浮雲男」の世界だけは許せる。
「四月の風」などでブレイクしてからのエレカシは媚が多く、OLD FUNとしては納得できるものではなかった。「ガストロンジャー」くらいはまあなんとか受け入れるが。