強さ(2-4)

2-4 強さについて
ぼく:ぼくね、自分なりに一生懸命やってみたんだけど、なんだかうまくいかなくて、あんなふうにやるんじゃなかったなって、がっかりしたり、後悔しちゃうことが多いんだよ。
ペネトレ:後悔なんかすることはないさ。だれだって、個々のことがらに関しては、まちがいをしでかすことも、不始末をやらかすこともあるさ。でもそういうことは、結局、そうでしかありえなかったのだから、それでいいんだよ。そう、自分に言ってやらないとね。くよくよ悩む必要なんてぜんぜんないんだ。
ぼく:だれかがそう言ってなぐさめてくれれば、安心できるんだけど…。
ペネトレ:そう思うなら、きみ自身が、自分で自分がいいと思えずに悩んでいる人にむかって、そう言ってやればいい。いや、ただ言ってやるだけじゃなくて、本気でそう思えるようになれば、なおいいね。猫や犬を「よしよし」ってかわいがるときみたいに、そのありかたのまま、そのままでいいんだってね。きみが心からそう思えるってことが、その人にとって、ものすごく力になると思うよ。
ぼく:ぼく自身のときも、だれかがぼくにそう言ってくれるかな…。
ペネトレ:だれも言ってくれないさ。ひとからはそんなこと期待してもムダだよ。自分の場合は、自分自身で「これでいいんだ」って思わないとね。ほんとうにそれができるってことが「強い」ってことなんだよ。でもね、たとえきみがそこまで強くはなれなかったとしても、ひとにそう言ってやることなら、かんたんにできるよ。言ってやるだけじゃなくて、本気でそう信じることだってね。

ここで言われているような意味において、「強く」ありたいです。
このブログを書いてるという時点で、すでにその意味では「強く」ないという気はしますが。
また、誰かに「よしよし」っていってやる相手としては、とりあえず生まれてきたばかりの自分の子どもに言ってやろうと思います。彼女は私にとっては存在しているだけで「良き」存在だから。もちろん、彼女自身が人生をより楽しめ、かつそれを私も楽しむことができるような形で、より良い方向に育っていって欲しいとは思うけれど、存在しているだけで、「そのまま」で「よしよし」と。常に語りかけてやらねば、と思います。