元気が出ないときどうしたらいいか?①(2-1)

元気が出ないとき、どうしたらいいか?(1)
ぼく:友だちとけんかしたときとか、そういう、何かがっかりするようなことがあって、どうしても元気が出ないとき、どうしたらいいのかな?
ペネトレ:気分とか感情はね、無理におさえこもうとすると心の中でくすぶりつづけるからね。ただわすれるのがいちばんいいんだ。
ぼく:そんなこと、できないよ。できないから元気が出ないんだもん。
ペネトレ:わすれたいのにわすれられないんじゃなくて、ほんとはわすれたくないんじゃないかな?いやなことほど、心の中で何度も反復したくなるし、いやな感情ほど、それにひたりたくなるんだよ。わすれてしまうと、自分にとってなにか重大なものが失われてしまうような気がするのさ。いいことや、楽しいことは、それ自体で満ち足りているから、忘れてしまってもぜんぜん平気なんだけど、いやなことのほうは、覚えておいて、あとで、なにかで埋め合わせをしたいと思うのさ。だから、だれかにいやなことをされたときなんか、その人に対するうらみつらみという形で、そのことを心の中に残しておきたくなっちゃうんだよ。
ぼく:そういえば、そんな気もする。そういうとき、どうすればいいの?
ペネトレ:自分のやり方を発明しないとね。そういうことに、自分自身のやりかたを発明するってことが、おとなになるってことなんだよ。自分に起こるいろんないやなこととか、不愉快な気分なんかを、自分の中でうまく処理する方法を身につけている人が、本当の意味でのおとななんだよ。

おとな、ということでかたづけられても困りますね。30にもなるいいおとなですが、いまだにいやな感情をうまく処理できません。でも、ご心配なく。この章にはまだ続きがありまして、②番にて処理する方法のヒントは教えてくれます。
現在、いやな感情をぶつけてこられる立場にあり、ちょっとこんなあたりを引用してみました。自分の感情さえうまく処理できないのだから、他人のそういう感情をうまくさばける訳はありませんね、、、